渋谷・コクーン 歌舞伎18弾「天日坊」を見てきました。
1月末に行われたBunkamuraザ・ミュージーアムで「ザ・フィンランドデザイン展」に行った時のこと。
たまたま、このポスターを見かけました。
中村勘九郎・七之助兄弟×宮藤勘九郎脚本、面白いに決まって流じゃないですか!
でも、公演も始まっているし、チケット今更取れないよな、でもポスターの横には発売中となっていたよな。。。。と半ば諦めモードで近くのスタバでポチポチしていると、なんと奇跡的にチケットが残っていました。
渋谷・コクーン 歌舞伎について
渋谷・コクーン 歌舞伎とは、東京・渋谷のBunkamura内の劇場であるシアターコクーンで行われる歌舞伎公演のことをいいます。
今は亡き十八代目中村勘三郎さんが始めた新しい歌舞伎の形で、父なき後は、息子である六代目中村勘九郎さんと二代目中村七之助さんがその意思を引き継ぎ、現在でも定期的に上演されています。特徴としては、古典歌舞伎の演目を新たな演出で公演するところ。歌舞伎は敷居が高いなと感じる人でも入門編としては非常にわかりやすく、人気の高い公演となっています。
天日坊(てんにちぼう)とは
河竹黙阿弥の『五十三次天日坊』をおよそ150年ぶりに復活
公演日:2022/2/1(火)~2/26(土)
公演場所:東京・渋谷のBunkamura内 シアターコクーン
演出・美術:串田和美
脚本:宮藤官九郎
出演者:
市村萬次郎、片岡亀蔵、中村虎之介、中村鶴松、小松和重、笹野高史、中村扇雀
あらすじ
ふとしたきっかけから将軍頼朝の落胤になりすまし鎌倉を目指す法策(後に天日坊)。旅の途中で盗賊地雷太郎とその妻お六と出会い、思いもよらぬ自分の運命を知る。思い描いた未来が夢なのか、この現実が夢なのか・・・。(BUNKAMURAホームページより引用)
天日坊を見た感想
もちろん歌舞伎のいい部分は残しつつも新しい演出、例えば面展開は人力で動かされる小屋を用いて、スピーディに行われたり、物語とリンクする生バンドの演奏であったり、たまに入る現代語であったり、思わずクスッと笑ってしまうシーンも多く、休憩時間20分を含めた3時間10分があっとゆうまに終わってしまいました。
個人的に印象的だったのが、中村勘九郎さん、中村七之助さんの観客を巻き込む演技力、そして、生演奏の音楽がとてもよかったです。
声が出せないこともあり、私も含めお客さんの拍手が鳴り止まない、そんな公演でした。
生バンドについて
そもそも、バンドが好きというのもあるのですが、生演奏が歌舞伎と合間って、とても感動的でした。
誰が演奏していたんだろう?と思い色々調べてみたんですが、見つからず。。。。
ただ、Dr.kyOnさんが演奏に参加されていたというのをTwitterの記事で見つけました。
Dr.kyOnさんといえば、私が若かりし頃、一番ライブに通っていたであろうバンドBO GUMBOSのギター・ボーカル・キーボードの方なんです。
バンドは1995年で解散しており、メインボーカルのどんとさんが2000年に他界してしまったこともあり、あの時のメンバーでのBO GUMBOSを見ることはもうできません。
でも、こんな形でまた出会えるとは。ちょっぴりご縁を感じます。
今回の教訓:思いたったらすぐ行動。もしかして、奇跡的にまだチケットが残っている可能性もあるので、興味がある方はチェックしてみてください。