【番外編】いぶきが行く〜アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまでをみてきました。
今日は府中市美術館で開催されている「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」をみてきました。
ウィリアム・モリスとは?
ウィリアム・モリスとは、19世紀のイギリスで、芸術家、詩人、作家、思想家、活動家など多方面で活躍した人物です。
近代化、工業化の進む19世紀のイギリスで、手工芸の美しさを復興し暮らしに芸術を取り入れようというアーツアンドクラフツ運動を牽引しましたことでも有名です。
自然の樹木や草花などをモチ-フにしたデザインを得意としており、壁紙やテキスタイル、本の装飾、家具などの様々な作品を作成しました。これらの作品は21世紀の今もなお愛され続けています。
アーツアンドクラフツ運動とは
19世紀イギリスでは、産業革命により、安価で大量生産される商品が世の中に溢れている時代でした。
それらの品物のクオリティはとても低いものでした。
この状況を憂いたウィリアム・モリスらの職人たちが、より美しく機能的な中性の手工業的プロダクトへ回帰しようとする運動のことを言います。
このアーツ・アンド・クラフツ運動はのちのアール・ヌーヴォーへも多大な影響を与えていると言われています。
実はウィリアム・モリスは絵本も出している!?
詩人でもあったウィリアム・モリスは、全53書目、66冊の書物を出版しています。
「書物というものはすべて〈美しい物〉であるべきだ」という願いのもとに美しい活字で、美しい用紙に印刷され、美しい装丁で製本することを実証しました。
特に読みやすさに重視し、フォントにこだわったと言われています。
そんな、ウィリアム・モリスが手がけた絵本があるのはご存知でしょうか?
こちらはファーストブックとしても人気があり、装飾が綺麗なのでプレゼントにも喜ばれること間違えなしです。
いかがだったでしょうか?「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライト」は府中市美術館にて12/4まで開催されています。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか??
余談ですが、この時期、近くの「府中の森公園」で紅葉も楽しめますよ!
アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで
開催日:2022年9月23日(金・祝日)から12月4日(日曜日)まで
休館日:月曜日
営業時間:午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)
アクセス方法:京王線府中駅、京王線東府中駅北口、JR中央線武蔵小金井駅南口、JR中央線国分寺駅南口からバスが出ています。
詳しくは下記をご覧ください。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/goriyou/access.html