pbookmuseum-ibukiのブログ

絵本は心の処方箋をテーマに大人にこそ読んで欲しい絵本をご紹介する絵本紹介士いぶきが絵本のこと+αを語ります。

【番外編】いぶきが行く〜あおもり犬に会いに行きました

青森県立美術館

青森県立美術館

寒い寒い12月、青森県立美術館に行ってきました。目的は、奈良美智(ならよしとも)展「The Beginning Place ここから」を見ることと、あおもり犬に会いにいくこと。

奈良美智(ならよしとも)ってどんな人?

1959(昭和34)年、青森県弘前市に生まれ、目の釣りあがった女の子を描いたドローイングシリーズを見たら、知ってるってなる人多いのではないでしょうか?少し不機嫌で口をぎゅっと積むんだ女の子。何故かとても印象的ですよね?

国内だけでなく海外でも高く評価されていて、『Missing in Action』は約1,600万ドル(約15億円)という驚異的な価格で落札されるほど、とても人気の高いアーティストです。 

奈良美智 春少女

奈良美智 春少女

上の作品は2012年に発表された「春少女」。今までこちら側を睨みつけるような作品とは打って代わって少し優しい表情にの見えるこの作品。東北の大震災の後に作られた作品で震災から復興にかけて人々による生命力や連帯感を表現した作品と言われています。他にも、学生時代の作品や高校時代に通い詰めたロック喫茶の店舗を再現した空間、近年の絵画作品やドローイングまで、さまざまな作品と出会うことができました。

作品はもちろん素晴らしかったのですが、ロック喫茶がとっても素敵で、印象的でした。音楽の趣味もいぶきとドンピシャだったため、私も学生時代にこんなお店あったら通い詰めるだろうな?と一人でニヤニヤしてしまいました。

あおもり犬にやっと出会えた

「あおもり犬」は、青森県立美術館の屋外スペースに設置されている高さ8.5メートルの純白の犬の彫刻です。 普段なら、近くまで行って、触ったりすることもできるのですが、この日は雪のため、美術館の室内からの鑑賞のみとなりました。

あおもり犬

あおもり犬

絵本好きの人は、ピンとくるかと思いますが、「ともだちがほしかったこいぬ」の主人公がこの犬です。大きすぎて誰にの気づいてもらえない子犬。今は美術館に大勢の人が訪れてくれて、もう寂しくないかな??また、雪が溶けて近くに行けるような気候になったらまた会いに行きたいと思います。

 

どんな絵本なの?知りたい人は下記をぜひチェックしてみてください。
ともだちがほしかったこいぬ| 奈良 美智| 絵本のあらすじを紹介| 孤独だな・寂しいなと感じている人に読んでほしい - p-book museum

 

他にも十和田美術館など、青森には見どころがたくさん

青森県立美術館、とても素晴らしかったのですが、青森にはまだまだたくさんの美術館があります。

棟方志功記念館(2024年3月31日で閉館予定)や十和田市現代美術館など。

どちらもアート好きにはお勧めです。

PixCell-Deer#52 名知晃平作

PixCell-Deer#52 名知晃平作

スタンディング・ウーマン ロン・ミュエク作

スタンディング・ウーマン ロン・ミュエク

冬の青森はとても雪深く、寒かったですが、食べ物もすごく美味しく、美術館もとても良かったので、大満足の旅でした。

冬の青森

冬の青森

 奈良美智(ならよしとも)展「The Beginning Place ここから」

開催期間:2023年 10月14日(土) – 2024年2月25日(日)

開室時間:9:30 – 17:00(入館は16:30まで)

休館日 :月曜日

会場  :青森県立美術館