【番外編】いぶきが行く〜岡本太郎展をみてきました。
先日、岡本太郎展を見てきました。
実は、いぶき、7年前に大きな病気になり入院をしたのですが、入院中に読んだ本の中で一番心に響いたのが岡本太郎さんの本。
そして、退院後初めて行った場所が、表参道にある岡本太郎記念館でした。
岡本太郎ってどんな人?
みなさん、岡本太郎と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか?
大阪万博の太陽の塔、芸術は爆発だ!などなど、それぞれに岡本さんのイメージはあるかと思います。
私の岡本さんへのイメージは、「常識を疑うことの大切さ」を教えてくる人、人と違った自分でいいじゃないと思わせてくれるパワーの持ち主といったところでしょうか?
では、何故そう感じるのかについて深掘りをしていきたいと思います。
小学校に馴染めない幼少時代、大学は半年で中退!?
岡本太郎さんは(以下岡本さん)1911年(明治44年)2月26日、漫画家の岡本一平と歌人で小説家の岡本かの子の長男としてこの世に生を受けます。
子供の頃から独創的で、初めて入った小学校は1学期で辞めてしまい、その後何度かの転校を繰り返した後に、慶応幼稚舎に入学します。
その後は落ち着き、高校まで同じ学校で過ごします。
高校卒業後、東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学するも、半年で中退。
19歳でパリに移り住みます。
ここまで聞いても、かなり波瀾万丈ですよね?
岡本さんが小学校を辞めた理由として、岡本さんの「自我の強さ」「妥協できない性格」が原因だったようです。
集団生活には馴染めなかったものの、芸術家としては花開いたのは、そんなこだわりがあったからなのかもしれませんね。
孤独がきみを強くするという本の中で、岡本さんはこう言っています。
「プライドとは絶対感だと思う。バカであろうと、非力であろうと、それが自分だ、そういう自分全体に責任を持って、堂々と押し出す。それがプライドだ。
とても力強い言葉ですよね。
絵本でも「自分を肯定することの重要性」はよくテーマとして登場します。
【絵本紹介人いぶきが厳選】自分を肯定することの重要性がテーマの絵本
あおいろペンギン
遠い遠い南極に青色のペンギンが生まれました。
しかし、みんなと同じことをしても、青色のペンギンなんて見たことがないと言って仲間が離れて言ってしまいます。
ひとりぼっちになってしまった、青色ペンギンは白い鯨の歌を作り、毎朝、海に向かって歌いました。その歌にちびペンギンが気がつきました…
じぶんだけのいろ
作 レオ・レオニ
訳 谷川 俊太郎
オウムは緑。
金魚は赤い。
象は灰色、豚は桃色。動物にはそれぞれ自分の色がある。
カメレオンだけは別。行く先々で色が変わる。
レモンの色では黄色。
自分だけの色を持てないことが悩みのカメレオン。
そんなカメレオンの前に現れた、もう1匹の賢いカメレオン。
二人が出会うことで、見えた新しい世界とは?
まっくろネリノ
作 ヘルガ・ガルラー
訳 矢川 澄子
僕の名前は真っ黒クロネ。
僕の家族は父さんと母さん、それから兄さんが4人。
僕はこんなに真っ黒黒だろ、暗闇ならば、誰も見えやしない。
父さん、母さんは毎日餌探し。だからとっても忙しいんだ。
いろんな色したきれいな兄さんたちはちっとも僕と遊んでくれない。
いつも仲間外れにされていたクロネ、自分は黒いからダメなんだと思っていたが、、、。
いかがだったでしょうか?どの本も勇気をもらえる絵本なのでぜひ手に取ってもらえると嬉しいです。
また、岡本太郎展もパワーがもらえること間違えなしなので、足を運んてみてはいかがでしょうか?
岡本太郎展概要
開催期間:2022年10月18日(火)〜12月28日(水)
開室時間:9:30〜17:30(金曜日は20:00まで)
休館日 :月曜日
会場 :東京都美術館